震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

『共鳴』の開幕

 

 

https://youtu.be/tyrVtwE8Gv0

 

凄いタイトル曲がやって来たんだ…とにかく何度見てもよく意味は理解できない。もはやこの世界で繰り広げられていることを理解しようとするその行為そのものが野暮なのではと考え始めるほどには。きらきらしたもの、万華鏡のような煌びやかで怪しくて空間と無機質で真っ暗なな夜の外の世界と、派手な風貌のメンバーたち。柄に柄に重ねたようなスタイリングのメンバーもいれば、気品漂うスタイリングのメンバーもいて、布を被ってたりよく分からないものの上にいたり祀られたり、きらっきらのなにかに包まれていたり、お花を持ってたりくわえていたりもう何が何だか全く分からないんだ。

 

 

なんだろう、箱の中を覗けば覗くほど色んなものが出てきて統一性が無さそうなのにそうでなければありえない程に魅力的で、同じ曲なのにちがう角度から見れば見るほど新たな発見があって味わい深くなりそうな感じがする。ハ~~~この、万華鏡の中の世界みたいなコンセプト作り、ターバンとか絨毯とか空間そのものの映し出し方、異国情緒溢れる感じが素晴らしいんだけど、ここで浮上するのが最近目にすることが増えたこれは尊厳を持ったオマージュなのか、文化盗用になるのかという線引きの難しさで、MVの表現ひとつでこれは文化盗用ではと言われてしまうむず痒さ、それでもその文化を主とする人たちにとって嫌なものであるならば不適切か…という気持ちと、それならばどこからがオーケーでどこからが駄目とされるのかその線引きがよく分からなくて気持ちのやり場に困ることがある。特にNCTというグループは多国籍でルーツが様々である上に前衛的なスタイルだし。

 

どこのシーンが好きかと問われれば未知の煌びやかな万華鏡の中からとびきり素敵なものを選ぶことくらい難しいけれど、よく分からないものに乗っているテヨンさんとか、暗い道をイッケイケに闊歩するシャオジュンとジェミンとか白のきらきらななにかとジェミンとか挙げ出せばキリがなくなってしまうけれど、お花を差し出すテヨンと、お花を彩られるシャオジュンが特に綺麗で、夢の中から飛び出してきたみたいでとても可憐だったなぁ。未知の空間や音に包まれている中で切なさ儚さがほろほろと見えた瞬間を切り取ったみたいできれい。お花の似合うひとがすき。

 

デビューを迎えたしょうたろうくん、要所要所の踊りの要を任せられている上にソロカットでも踊っていることが多かったような気がする。彼はアイドルであるために踊るのでは無く踊るために生まれてきたような子なのかもしれないと思うほどに、努力では身につけられない領域の空気やスキルが垣間見えて歌番組を見る楽しみが、またひとつ増えた気分。

 

NCT RESONANCE Pt.1 - The 2nd Album - Album by NCT | Spotify

そしてアルバムが発売されたわけだけれども、如何せん2曲目に収録されているmisfitがあまりにも好きなのでそこから進めなくてとりあえず今夜はmisfitで眠りにつくしかなさそうだ。