良くも悪くもスマンプロデュース！！！！！という感じがした。ノーモア・スーパーカーと言ったのに…
確かに目に見えて映像が綺麗で、ふとした描写や光の使い方や色彩は目を見張るものがあるんだけれども物凄いえっせむのエッセンスを感じるのだ。いや、スマンはえっせむのひとなので当たり前なんだけど、イケイケのスーパーカーとかヒジン嬢の真後ろで飛び散る火花とか2jinのモノクロで踊るシーンとか随所にえっせむっぽさがじわじわと滲み出していてあぁ、これは完璧にスマンプロデュースのloonatheworldの姿のひとつなのかと思わされるものがあるというか。
いつだって変化は付き物だ。そんなことくらい身に染みて理解しているはずなんだけれども、あのひとりひとり公開されていって謎に包まれたヴェールが長い時間をかけてloonatheworldを形成していくのを眺めていたのでどうしても、寂しくなってしまう悪い癖が出てきてしまう。いつだって今のLOONAが最高であればこそなんだけれども、時々、時々でいいので個人的記憶の片隅にあるふわふわしたまだ何者とも定義できないLOONAを取り出して懐かしんでしまうことを許してね、という思いである。
とはいえ、今回のコンセプトはそんなLOONAの根幹のひとつだった少女性からの逸脱なのかなぁと思う。12:00を迎えて、靴が片方脱げてしまうと同時にあるひとつの夢から覚めてしまうような感じの。
ここら辺のピンクのもやもやがかかった空間で真白の服を着て色とりどりのペンキをつけ合う姿はさながら少女という枠から逃れて自我を手に入れる瞬間みたいでドキドキした。確かにスマンプロデュース第1弾の前作だとヒョンジンが「やっと髪を染められた」的なことを言っていた気がするし、確かカラコンも駄目だったとかだったと思うので、一貫して自由を手に入れて思い切りはしゃいでいる感じがあるなぁと。
ここらへんのチュウちゃんも大好きだなぁ…わりと荒涼とした土地に急に表れるカラフルペイントの車とふわふわのピンクのチュウちゃんが風を感じて可憐に自由に飛び回るの…ここがやけにカラフルで切なさもあってふわふわしててハッピーなので、LOONAにおけるチュウちゃんという存在の大きさを感じる。ポジティブな感性でいっぱいになれちゃう…きみがきらめきの根源！！
この何かを祀ってんだか不穏なかごめかごめをしてるんだかよく分からないシーンもキュンキュンしちゃう…このMV, 随所随所で今までのLOONAオマージュっぽいシーンがあって、ここはデビューティザーのかごめかごめっぽいし、あなたもLOONAっぽいシーンもあるし、おチェリは逆さま。
これはスルリンのNaughtyのダンスカバーと見間違えそうなスルリン。
いやぁ…エゴイスト MVのオリビアへさんの目アップオマージュが1番震えたと言っても過言ではないほど気持ちが高揚した…三白眼で全てを表現しちまうんですよオリビアへさんという人は…
あと、オリビアへさんの顔立ちが単純に大好きなのでこのメイクアップもまとめられた髪もゆらゆらするアクセサリーもオリビアへさんの凛とした可憐さをギラッギラにしてくださって本当に良い…口が三角…いとしい…
そうだ、今回のアルバムで何が良かったっていうとSpotifyでしれっと今回のアルバムが追加されていてまぁ難しいことはよく分からないけれど最新アルバムだけサブスクが戻ってきた！状態なこと~~~！！！！！
[12:00] - Single by LOONA | Spotify
この調子で各作続々Spotifyにもカムバックしてくれたら嬉しいことこの上ない。XXのアルバムがLOONAのアルバムの中で一番好きな人間なので頼むよ…
いや~~~LOONAのアルバムの一貫して1曲目がイントロなところ、ガチガチのコンセプトアイドルの真髄が見えてくる感じて本当に良い…アルバムの系統的にもえっせむのエッセンス！！！って感じなんだけど、個人的にはUniverse→Hide & Seekの流れが良いですね…なんかの血が騒ぐ。
