震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

誰も行けぬと笑うんだ

 

 

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お昼の間に11話で完結する方の今日公開分を聴いて、それから少しして1話完結の方を聴いた。バイノーラルという手法自体、加えていえばラジオドラマ方式の作品に触れることすらはじめてだったので、聞こえてくる音の立体感や臨場感が目新しい。いがりちゃんはチョクの声でさくちゃんは高階の声だった。当たり前だけど、全然違う人の人生に耳を澄ましているような気分がした。

 

11話完結の方に比べて、1話完結の方は1時間で物語を展開させるためかかなり駆け足で物語が刹那的に進んでいった印象で、じっくり原作の文字や、またこれから1週間かけて聞きすすめる11話完結の方とはまた違う切なさや苦しさがじわじわと湧いてくるんじゃないかと思う。11話完結の方は、かなり細かな描写が入れ込んであって、結末に向かってじわりじわりと手を伸ばしていく感じがしてまた違った苦しさがあるんじゃないかなぁ。今日一気に5話分公開されて、6話以降は1話ずつ公開していくのがまた狡い。

 

https://youtu.be/pQ_GSiDNPQ4

原作を読まないまま聴いたドラゴンフライ、読んでる途中で聴いたドラゴンフライ、読み終わった後に聴いたドラゴンフライ、ラジオドラマ版を経て聴いたドラゴンフライ、全部味わいが違う。「この胸の穴はあなた」の所在も、「会いたい」と「あぁ痛い」も。1話完結バージョンの3パターンの結末によってもそれは変わってくるだろうし、なんと言っても1話完結バージョンの最後で流れるドラゴンフライが本当に…!!!!!これ、全パターン聴き終わったらどんな感情の乗ったドラゴンフライに聞こえるんだろう。