震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

夢中さ、きみに。

 

TVer on Twitter: "MBS「夢中さ、きみに。」 第5話「走れ山田!/夢中さ、きみに。」《ドラマ特区》 #夢中さきみに #大西流星 #なにわ男子 #高橋文哉 #福本莉子 #TVer @MuchusaKimini https://t.co/uAH2HxIAVd"

 

ついに最終回を迎えた。1話30分で全5話という短いながら丁度いい塩梅の時間の流れで、ここまで来るのが早いのは当たり前といえばそうなんだけど、終わって欲しくなくてなかなか見られなかった。そう言えば海外ドラマを見ててもファイナルシーズンだけは見るのが苦手である。多分、物語の終焉に立ち会いたくない、まだその世界の中に身を置いていたいような気持ちがあるのだ。フレンズもシーズン10になると話が終わりに向かっていくのが悲しくてすぐシーズン1の第1話に戻してしまう。変な癖だ。

 

走れ山田!と修学旅行編が少しずつ交互に切り替わりながら物語が進んでいく。これまでは林の物語と二階堂の物語は交わることは無かったんだけど、走れ山田!の物語と修学旅行編の物語があっちこっち行き来しながら、鉄と鉄を媒介にして、山田や荒川さん、松屋さん、林と色んな人の行動に繋がっていくのがまた良い。交差する運命も~が本当に沸き起こる。これまですれ違いもしなかった登場人物達が本当にあそこで一瞬だけすれ違う。全員が仲良くなるとかそういうことではなくただすれ違う。ドラマ完全オリジナルのお話で、荒川さんが二階堂=鈴木くんだと疑っていて(というかほとんど気づいている?) 目高は二階堂の平和を守るために逃げようとするんだけど追いかけられる中で何故2人で楽しそうにプリクラ撮ったり、結局荒川さんの好きな人が目高であるという言及はされなかったし、目高に追いついた荒川さんがなにを言ったのかも分からない。その分からなさが良いんだろうと思う。 目高もさぁ...二階堂に超優しいんだよなぁ...写真に入れてあげるし、今度はきちんと部屋の鍵もってるか確認するし、二階堂の平和を守るために奔走するんだ...全部が曖昧なんだけど曖昧だからこそ読みたくなる行間有り...。 

 

そうだ、走れ山田!で山田に弁当買ってこさせてるマサヒロさんに踊り場みたいな所からカフェオレかける林、ロックだったなぁ...そこで現れる江間...江間だよ...江間が出てくると安心する...目高も良いが江間も良い。

 

5話を通して特出して大きな何かがある訳では無い。少しだけ愛おしさを持ち合わせた人たちのむず痒くも微笑ましい日常を切り取っておさめたような曖昧さに夢中だ。 夢中になってしまった。