震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

こぼれる好き の話

 

 

4月期ドラマが松たか子松田龍平が元夫婦役だというのでカルテット愛好者としては目をギラギラワクワクさせながら待つのみなんだけど、カルテットで1番すきだったのはすずめちゃんだったなぁ、とふと考える。

 

すずめちゃんの好きの行き先の話がとてもすきだ。すずめちゃんの好きはそこら辺に転がっていて、住所を真っ直ぐ書かなきゃいけない時とか、ちょっと頑張らなきゃ行けない時にその人がいるって言う。 白いブラウスを着てナポリタン食べる時にエプロンをかけてもらうみたいな感じの。

 

最近になってその意味が少しだけ分かるな~と思うようになってきた。私の好きがこぼれる時はRed Velvetやf(x)のことを見たり考えたりその音楽を聴いていたりする時間だなぁと思った。あぁ、こぼれてるなぁと思う。曖昧なものとか答えのないものとか分かりにくくて難しい世界が広がっているのが彼女たちの好きなところだ。少し閉鎖的で星をひと掴みしてしまいたくなる感じ。 そこには色んなものが転がっていてぽろぽろ零れていく感じがする。 上手く言語化できない気持ちだ。でも心の中にはいつでも彼女たちがいるので頑張れるような無敵なような気がしている。心持ちの問題として。

 

あぁ生きづらいなぁと意味もなく頭の中がぐるぐるしてしまう時にみんな同じ顔に変わっちゃえとか少し甘ったるいコーヒー、ただ牛乳が混ざったストロベリー、世界には甘い誘惑ってものが多すぎるとか少しおかしなメロディに乗せてときめきの溢れる世界線で彼女たちの歌がふっと浮かぶことがある。多分すずめちゃんのいうそこら辺に転がっている好きとはまだ違うんだろうけど、シャッフルでプレイリストの中に入っていて急に飛び込んでくると嬉しくなる。現実世界ではみんなの顔を同じ顔に変える魔法は存在しないけど、その時間だけはそれが出来ちゃう気になれてしまうしそれだけで少しだけ頭がスッキリする。それこそ魔法。

 

あと、これは特にf(x)に関して思う事なんだけど、f(x)というおんなのこたちのことを考える時にみぞみぞするという言葉を当てはめるのが結構な最適解かもしれない。 素敵に奇妙な、どこにもいない、その曖昧さもとびきりの魅力にしてしまう空気があるような気がする。