震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

ドラゴンフライが好きだという話

 

HiHi Jets「ドラゴンフライ」(Johnnys' Jr. Island FES) - YouTube

ハイハイジェッツの数あるオリジナル曲の中でもドラゴンフライのことが随一で好きだ。

 

何回も大きな声で口に出したい。ドラゴンフライが好きだ。明るくて軽快なメロディながらどこか暗くて希望の歌のようで実はそれは叶わないと知っているような口ぶりをしているところが好きだし、なにしろ5人とも何とも素敵な顔をしてドラゴンフライを歌うところが好きだ。多分後者はドラゴンフライという楽曲が好きなあまりにある種のフィルターをかけてしまっているがそう私には見えている。

 

ドラゴンフライは楽曲のテーマがひとつに限定されない。オートリバースの主人公ふたりの友情の歌のようで恋の歌のようで青さや脆さや痛さの歌のようにも聴こえる。 今のところ映像に残っているのは1番とサビのみだけれども、オートリバースの1時間版の本放送だと最後に長めの尺でドラゴンフライが流れる。 2番まで流れるんだけど チョクと高階が、それぞれを演じたふたりが「恋をした僕らトンボ」と歌うのだが、はじめてその部分を聴いてから時が経てば経つほど「恋をした僕らトンボ」の重さがグッとのしかかる。 それがどんな形であれ、ふたりの中では確かにそれは恋というものだったんだなぁと思うと余計にそうなるのかもしれない。勝手に甘酸っぱさと青さと一抹の寂しさで頭がいっぱいになる。「この胸の穴はあなた」と競るくらい「恋をした僕らトンボ」という歌詞が頭の中で木霊する。ハイハイジェッツのオリジナル曲の中でもかなり稀有な恋がテーマの一部分に含まれた楽曲とも言えるのかもしれない。

 

いつかドラゴンフライでMVを作って欲しい。きらきらの衣装もスタジオも無しで、どこかの田舎町で普通の学生生活を送る5人を丁寧に描いているような感じの。ダンスシーンも無く、自転車で坂道をくだるとか、川の堤防で座り込んで夕陽を見ているとかそういうくだらないようなことを青っぽい質感で丁寧に描くようなものがいいな。 それを叶えるには、まず超えるべき壁がたくさん存在するのだろうけれども、いつか。 そうだな、まだライブでは未披露なので、披露するだろうけど、生ドラゴンフライも見てみたい。ハイハイジェッツの単独でのコンサートは実質去年の夏以降実現していないのでとにかく歌って踊るハイハイジェッツが枯渇している。 本当に面白いライブを作るんだ、彼らは。