震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

ホットソースという境地

ホットソースのNCT DREAMがどれだけ良いかという話の続きがしたい。 歌詞の中に「砂糖で塗られた味はすぐ飽きる」というところがあるんだけど、そんな彼らのデビュー曲はシュガーハイになるほど甘いチューインガムでそこから5年を経てとびきりの辛さを付け足してこようというのがなんだか狡い。 チューインガムの甘さの否定ではなくそこからプラスアルファでクレイジーハラペーニョという要素を取り入れてくるんだからどりーむは面白い。デビューが早かったぶん少年たちがおとなになりそれでも青春を駆け抜けていこうとする様をさながら作品と共に刻んでいるので思い入れがあまりに大きなものになってしまうのだと思う。

 

Hot Sauce - The 1st Album - Album by NCT DREAM | Spotify

NCT DREAM '맛 (Hot Sauce)' Live Stage @7DREAM return! 7+맛=Show - YouTube

NCT DREAM '주인공 (Irreplaceable)+Diggity' Live Stage @7DREAM return! 7+맛=Show - YouTube

NCT DREAM '고래 (Dive Into You)' Live Stage @7DREAM return! 7+맛=Show - YouTube

 

そしてやっとアルバムを聴く程の余裕が出来たのでホットソース以外の曲にやっとはじめましてをした。本当に円盤として素晴らしい!!!!!アルバム全体を通して、砂糖で塗られた味はすぐ飽きると言っておきながら甘さの残るノスタルジックな曲もかなりありつつ、そこにスパイスを加えつつタイトル曲でハラペーニョ狂いにさせてしまうのずるいな~ 逃れられないもんね~という気持ちになっている。とりわけお気に入りが2つできた。

 

まずはIrreplaceable。 意味としてはかけがえのないで韓国語の曲名だと주인공 主人公になるのがもうすぐ風に思いを馳せたくなるくらいには気持ちが大きくなってダメだ。グルーヴが天才的であり、とってもノスタルジックでありいつかドリショが叶うなら、Love Again→ Irreplaceableの流れてお目にかかれたらきっと本望。 ヘチャンさんの声が素敵に引き立つ。

 

そして2つ目はMy youth。やはり夏、青春といえば夏でNCT DREAMなので夏の夜のある淡い思い出について綺麗に歌うのがあまりにも似合う。青くて甘酸っぱくて酷くまぶしい。メロディラインが既に淡く切ないんだけど歌詞を参照すると刹那的な雰囲気がふわふわ膨らんでくる。夏のライブのちょうど夕陽が沈む、夜に変わるそのギリギリの時間帯に聴きたくなってしまうような、多分これはひとによっても解釈が変わるのでどんな顔して歌うのが見てみたくなるような感じだ。 微笑んで歌われても、思いっきり切ない顔されても、とびきり楽しそうに笑われてもまぶしくて苦しくなってしまう気がする。Goodbye Summerや夏の終わりに想うことに開かれている感じ。

 

おそらくちょうど1週間後にネクストレベルでカムバするエスパと活動が被るという点も個人的に面白いポイントである。