震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

この一瞬を

 

ここ数回のDIVEの感想を書き損ねたのでここで振り返りたい。

 

沖津を探しに津軽まで行って帰ってきた途端に未羽の弟のハグを目撃してしまういうなかなか衝撃的な真因的ショックを与えられてしまい、カフェで夏陽子(昼間からビールを片手に)と恋バナをする羽目になる坂井という面白展開があって、8話の照準はそこだと思う。 結果的に未羽から坂井に友達に戻ろうと言われて坂井はそれにもなかなか動揺しつつもそうすることになるんだけど、基本的には坂井は自分に自信が無いキャラクターとして描かれている気がするので、近くにいるはずのひととの関係を手放す勇気がなかなか持てないというのがひとつの彼の人となりなのかもしれない。DIVEの登場人物は富士谷にしろ沖津にしろ変わったところがあるひとが多いのでいわゆる優柔不断な普通のおとこのことしての一面が顕著なのかな。

 

沖津も沖津なりに恭子と津軽でこのまま働いて家庭を築いてその日獲れた1番の魚を食べる!と言ってみたり、おじいさんのDVDを見てやっぱり飛び込みの道に…と心を決めたりなかなか心の動きが激しいここのところの2話。 選考会後のかなり孤独そうな沖津がやけにリフレインするので、寂しいよなぁと思いつつ、沖津が元気だと嫌なことがひとつ飛ぶ。

 

9話はかなり富士谷フォーカスな話で、オリンピック代表に選ばれた理由をわざわざお偉いさんに聞きに行って代表を白紙にしてもらうというとんでもないことをする訳だけど、コーチが言うにはコーチ自身よりも才能がある(急に5メートル飛んで なんだ飛び込みって簡単だね的なことを言ったらしい)富士谷だけれどもコーチの息子であることが栄光でありコンプレックス的なところもあったのかなぁと。 勝って選ばれたいなんて富士谷しか言えない芸事でずるさがあるなぁと思う。 そこからしてもう彼は選ばれ続けてきたひと、特別であり続けたひとなんだろうけど。そのずるさと不器用さと、坂井家に現れた時に幼い頃のごめんなさい大会的な流れになった時のなんだかかわいい富士谷のバランスがいじらしい。 三馬鹿と富士谷は思ったより幼い頃から一緒にいたようには見えない感じがしていたけど一緒には居たんだな~と思った。