震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

コーヒーの苦さ

 

 

大豆田とわ子と3人の元夫が終わった。

 

中盤で買い物にでも行くみたいにかごめちゃんが亡くなってしまい、あぁ素敵な人がこんなにすっかり消えてしまって…とショックだった。そこからはとわ子と八作の共通の好きな人としてのかごめちゃんのような描かれ方をしていた。八作は好きな人の家族の家族になることで(それでも八作はいつでも大豆田とわ子は最高だと言うところがまた良い)好きな人と一緒にいようとしたし、とわ子がそれを知って身を引くような形(八作と再婚はしないけれども八作とかごめとこれからも生きていくような形になっていったきがする)だし。 でも、そのとわ子と八作とかごめの数奇な関係性が最終回でとわ子の母、月子と真ととわ子父の関係性がするすると糸を引くようなものに繋がるとは驚いた。

 

かごめちゃん以上のひとはもう出てこないだろうと思っていたところで最後の最後にマーさんという大きな胸の穴のようなキャラクターが登場してなんてむごいんだと思った。唄ちゃんがマーさんに2人は恋人だったの?と尋ねた時、マーさんが素直にそう言えるって素敵ねぇと柔らかく微笑んだ時にボロボロ泣いた。 そうでありたくて、眩しくてなんだか痛かった。 その後、とわ子に対して、マーさんは、月子が私を選ばなくて正解だったって言うんだけれどもそれを言えるようになるまで如何程の思いがあったかと思うと推し量れない気持ちがして、選んだ方が正解か…そうか…。一緒にいたくない訳なかったとは思うけれども、月子がとわ子父やとわ子と一緒にいる人生を選んだからこそとわ子も唄もそこにいるわけだしなぁ。優しく残酷でほろ苦い。

 

 

いつか、いつかでいいから とわ子とかごめちゃんや月子とマーさんのようなひとたちが日々を過ごすだけの話が見られたら本望だなぁ。