震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

DIVEが終わった

 

 

いざ終わってみるとあっという間だった気がする。坂井のターンになると夏陽子が、沖津のターンになると恭子が、富士谷のターンになると小宮プロが各々思いを吐露し始めるのが面白かった。結構表ではスンとした顔で座ってるのに割と早口で捲し立てたりそわそわするのが頭の中の世界の概念みたいで良かったし、最終回で富士谷がピンチに陥ったところで富士谷父がいつものプールでも家でもコーチと選手という変わらない奇妙な関係性を打破して父親として息子のダイブを見守るシーンがグッときた。奇妙な関係性は奇妙なままなのかもしれないけれどそれでも親と子だし手に汗握るような思いで息子の試合を見守るし、少しだけ何かが変わったのかもしれない。

 

何となく、普通の男の子坂井 vs 孤高の天才富士谷の織り成すオリンピック出場権をかけた争いみたいなドラマの描き方をしていたのではじめから沖津はオリンピックには行かない(行けない)のだろうと思っていたからアメリカで治療を頑張りつつ次のオリンピックを目指すという句読点の付け方はある程度予想出来たけど、富士谷がシンクロに転向してオリンピックに出る展開は予想できなくてびっくりした。3人の中だとさくちゃんの演技が1番好きだったと思う。 声が好きだし、感情があまり出てこない、抑えようとしてる感じもそこからふつふつ何かが湧き上がる感じも上手いな~と。あまり感情に上下がない役が多い気がするのでこういう感じは一辺倒になりすぎるのかなとも思ったけど、この前のらじらーで急に七瀬と富士谷が出てきた時に全く違った話し方でびっくりしたので、声の使い方や役の使い分けが上手いんだろうなぁ。ひらいてが怖いけど楽しみ。

 

スポーツに馴染みが無いまま育ったので、そこに全てをかけて人生をかける感じとかスポーツ賛歌的な感じとかずっと理解は出来なかったけど、それでも眩しかったなぁと思う。 そこに青さを賭けるってどんな気持ちがするんだろう。