本当にシェイムレスが面白い。あまり一般的に大衆に向かって見てください！！！これは心温まるホームドラマです！！とは言えないんだけど、固定概念も常識も全部ぶち壊して日常が、本当にやけに上手くも行かない意味のあるのかないのか分からないだが生きるがゆえの日常が続いていくのが良い。 今年アメリカでもシーズン11で完結したらしい。
父親のフランクは飲んだくれ、母親のモニカも双極性障害で家を飛び出したので長女のフィオナが妹弟を養うべく翻弄している…というのが大筋なんだけど、シーズン1放送当時まだ赤ちゃんだったリアム以外の子どもたちがなにかしらの方法であまり大きな声では言えない方向性でお金を稼いでいるのが面白い。あと、夏になると冬を越せるようにとギャラガー家を託児所にしたりクラブで働いたりして結構なお金を工面するもののそれを全部両親によって帳消しにされてしまうというところがこのドラマのやるせないところでもあるし、結構シーズンを追うごとに色んな問題が表面化されるんだけどもそれでもなんとなく悲壮感が漂いすぎないのが個人的には救いでもあり苦しさみたいなところがある。でも本当に面白いので見て欲しい。日本ではNextflixでシーズン5までしか配信されてなかったんだけど、U-NEXTでシーズン1~6まで配信されていたので今目下シーズン6を視聴中である。ここまで来るとシーズン1の時は小学生だったデビーとカールは結構大人になってきたし、末っ子のリアムも喋るようになっているし、こどもたちの成長が顕著でびっくりする。 この年代の子達と1年の大きさを感じる。
ギャラガー家の次男のイアンはゲイなんだけど、それをフィオナにカミングアウトした時にさらっと「知ってた」と言っていたり、その後も当たり前としてイアンがゲイであることが腫れ物に触るような…とかあからさまに入れ込んでる感じとか、やけに理解を示していますよ…の方向性では無いのがこのドラマの描き方の1番好きなところかもしれない。肯定するでも否定するでもなくイアンはイアンなので…と過干渉しないのが眺めていてスッとする。
