震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

五騎当千備忘録④

 

 

  • Fence

ここから5曲連続でソロ。ソロをバラバラに入れ込むのではなく連続で畳み掛けてきたの面白いな~と思う。子供ライオンみたいな襟足のあるラブリーなヘアスタイルの猪狩ちゃんが、スーツにサングラス、拡声器を持ち道化を演じるような世の中のくだらないものを嘲るような振る舞いをして現れた時の、あの尖った歌詞が実際に耳に入ってきた時の高揚感たるや。花道を練り歩くのもまた良く似合う。もっと大きな会場でこの歌をぶつけてくるような様を、その姿を夢見てしまうような時間だった。

 

  • DON'T WANNA DIE

さくちゃんがこういうお洒落ミュージックを流れるように楽しそうに歌うということがいかに狡いかということをまざまざと突きつけられた。センステでフレッシュジュニアを従えてスタイリッシュに踊るさくちゃんのそつがなさと丁寧で爽やかな声の塩梅がなんとも素敵で本当にさくちゃんというアイドルの器用さとそこにあぐらをかかずにきちんと努力をするということに裏打ちされた魅力がこれまた耽美でいらっしゃった。らじら~でこの歌をリクエストしていたの、伏線だったんだなぁ…。

 

  • Fake

橋本涼さんが代々木でやりよった。登場の時点で金髪にカラコンという少し懐かしい今はもうあまり見なくなった危うくて身を滅ぼされそうなジャニーズアイドルの系譜を2021年時点で最も顕著に継承しているジャニーズジュニアだったんだけど、これまた自分の強みをよく理解した上で勿体ぶらずに盛大に得意ジャンルで眩しく輝いている様がサイコーだった。 彼といえば色っぽい低めの歌声だけど、その良さも持ち合わせた上に繊細な高音まで手に入れていてそれがまた曲の危うさとマッチしてなんだか凄まじい雰囲気だった。

 

やわらかくて愛らしくてきらきらした優しい空間だった。みっじゅといえばハイハイジェッツの歌の要だと思っていたから歌で勝負してくれた事が嬉しくて、じんわり感慨深く聴き込んでいた。途中からみっじゅが歌っている方の空中にきらきらが舞い始めるんだけど繊細な歌声と相まってみっじゅが天使のようで祈りだった。虹が綺麗だよ いやお前の方が と歌うみっじゅがすこぶる麗らかで美しかった。最後に安心したように少し照れたようにふっと顔をほころばせるのもまた彼というアイドルの眩しさに溢れていた。

 

 

  • 終電を超えて~Christmas Night~

ゆうぴ~が明るくて楽しい歌をみんなを巻き込んで歌うという構図をいつかずっと見てみたかったので本当に嬉しい。この巻き込み力や人懐っこさがこの人の唯一無二の眩しいところだなぁと心から思った。少し早めのクリスマスソングを恐らく嵐のOneの衣装を着てフレッシュジュニアたちはあのよく見るふわふわの冬仕様の衣装を着てワイワイ楽しそうに冬の始まりを告げてくれるのも良かった。とにかく眩しい。髙橋優斗というアイドルの眩しさを真っ直ぐに浴びた。5曲続けて見たことでハイハイジェッツは5人5様の強みを持ち合わせていることがよく分かる時間だったなぁ。あらゆるものに弱い層によく刺さるアイドル、ここいますという感じ。