震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

すきなものをすきだと言うのが苦手であるという日記

 

 

昨日美容院に行った。いつも行っているところは遠いしちょうど用事ごとを済ませる範囲内に丁度よく美容院があったのではじめて行くところで髪を染めてもらうことにした。色自体はとても綺麗に染めてもらいとても気に入っている。

 

私は人と会話することがとにかく苦手である。同じ価値感でなにかが好きである人とかだと割とスッと話せてしまうんだけど美容院とか大学でポンッと相手側からするとほんの軽い気持ち程度で投げられる「休日はなにされてるんですか?」と「趣味とかあるんですか?」という質問にとにかく答えられない。私は私がアイドルを好きであるということを恥ずかしいと思っている訳では無いんだけどとにかく外の世界(なにかに大きな感情を持たずに生きることが出来ている人達)から私の好きなものについて掘られるとこうなんとも言えない防御反応的なものが働いてしまい嘘ではないんだけど無難な「Netflixで海外ドラマとかよく見てます…」で済ませてしまう。これを明るく「アイドルが好きなんですよ~」と言えてしまえばどれだけ生きやすいかと思うけれどをもあらぬ事を心配して勝手ににぐるぐる考えて好きな物にできるだけある特定の範囲の人しか入って来れないようにするというのも私の性分でありそれはきっとやめられないものだし、それを無理やり変えてしまうとダブル行きづらいになってしまいそれは嫌なのでせめて質問されたあとに変な間をおかずに「Netflixの…」を言い出せるようにはなりたい。

 

大きな感情を持てば持つほど大きな声でこれが好きです!と言えなくなってしまうのか、年々人間と関わるのが下手になり続けているのかよく分からないけれど、この前友人から投げかけられた「推しとかいるの?」にも上手く答えられなかったのでとにかくそういう類のものの情報を開示するのがどうも駄目なんだろうなぁと思う。その友人には「推し」がいるんだけどその尺度が絶妙に合わない感じがするのと、私がアイドルを好きであるということやその好きなアイドルは果たして「推し」というカテゴリなのかと妙にぐるぐる考えてしまって、上擦った声で「アイドルとか…ちょっとすき」で済ませてしまった。ちょっとアイドルが好きならこんな大きな感情を常に抱えてぐるぐる考えるようなことはしないだろうと心の中でセルフツッコミを入れながら。

 

出来ることなら多分私だって大きな声でアイドルが好きだと言いたいんだと思う。