震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

実演付き僕サバを見に行ったので劇中の感想を書き連ねたい

 

『東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ』本予告映像【4月1日(金)全国ロードショー】 - YouTube

 

割と短時間なのでサクサク物語が展開していく感じが中だるみせずにエンドロールが迎えられて見やすかったというのが端的な印象である。

 

ニシタクが演じる宙の存在が西団と東団両方に良い影響を与えていて止まった両団の時間を優しく動かす役割をになっていたのでは無いだろうかと思う。宙の描写は、冬樹や和馬のものとリンクさせられているようなものが度々登場したし、虎之助にとってはかつて「可哀想だよ」という言葉で傷つけてしまった和馬への後悔をリフレインさせるように宙の存在が描かれており今度は同じ過ちを繰り返さないように宙を気遣っていたように見えた。西団は東団と比べて規律や学びを重んじる訳ではなかったけれどもひとりひとりが特出した何かを持っていてそれでお互いの弱さを支え合っているような印象だった。その描かれ方は西団を通したリトかんというグループの眩しさにも通じるものがあるように思えた。やさしさとあたたかさの放つ光の眩しさの優しいが故の脆さがほろほろと心の中をまさぐってくるし万一の時に手を貸せる余裕と共存しているんだと思う。

 

東団の規律に厳しいが万が一の時に慌てないで対応できるように毎日毎日気を抜かずにしている様は少年忍者のそもそものスペックの高さや職人気質の雰囲気とリンクしているような印象があった。西団東団共通して対立している間は強さよりも脆さの方が目立つけれど各々の確執をとりのぞいて集まったら途端に強くなるというのがまた良い。未来を背負うアイドルたちが集まると強くなるというのも説得感が出る気がする。

 

主題歌のShining Roadも加えて明るいのにセンチメンタルな歌でやたらキーが高いことから醸し出されるノスタルジーな雰囲気と相まって最後に流れるとグッと来る。「遠くまで 旅は届くのさ」に未来を想起させられてやたら未来への気持ちが膨らんでポップコーンの最後のひと粒を口に放り投げた。