震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

オタクというコンテンツ

 

 

オタクって、基本的に人権ないよねという話をしたい。

 

野郎組のヨツヤ回のテーマにもなっていたけど、オタク過ぎると本当に引かれるんだよなぁ…。アニメが好きだろうが、アイドルが好きだろうが、オタクという人種は基本、あんなにたくさんいるのに周りに全く存在しない。私が田舎に潜んでいるだけなのか、実は都会に出てみたらオタクはひっそり存在しているのか。twitterにはあんなにいろんなオタクが住んでいるのに、日常には絶滅レベルでオタクは存在しない。

 

たぶん、オタクという人達はいるはいるんだ。こんなちっぽけな山の中に住んでいても、イベントがあればそれなりに人は来るし、並ぶ。でもきっと、オタクであるということをひた隠しにしている人が多いのではなかろうか。私も小中高と、オタクをひた隠しにして生きてきたタイプの人間である。小さいうちは普通に学校でアイドル好きを公言していたし、日記にも基本ジャニーズの話しか書いていなかった。ひらがなでジュニア大賞の結果についてうんぬんかんぬんしてるやつとか、普通にガンガン話して、布教しまくっていた、相当オカシイ小学校低学年だった。でも、高学年になるにつれ、からかわれることが増えてだんだん口に出さなくなった。なんだろう、今はそういうことは無くなったけれど、周りと違って生活のほとんどをアイドルに費やしていることが急に恥ずかしくなった。ここらへんで、非オタの友達にアイドルの話を振られた時に、抑えて抑えて1000分の1くらいの熱量で話すことを覚えた。とにかく引かれる。尊いだとかいとしいだとかそんなこと、言うもんじゃない。地元のめちゃくちゃ仲良いオタク仲間も、つい1年くらい前までお互いにオタクであることを隠して生きていた…今考えれば笑っちゃうんだけど、諸にアイドルの話をしていても、永遠に薄い話でぼかしていた。お互いぼかすのでぼかしすぎてほぼ内容なんてものは存在しないんだけど。ギャングスターの話をポロッとした。やばいと思ってたら、その友達もギャングスターの話を被せてきたので、やっと発覚した。すっごいおもしろかった。

 

オタクも、あるひとつのコンテンツではないかと思うようになった。普通に生きて、普通に恋愛しているようなひとには、きっと、アイドルに熱狂して生きているような人種は意味がわからないだろう。遠く離れた偶像に恋するより、周りにいる本物の恋愛が…と。そんなのド正論だ。分かっちゃあいる。でもそんな偶像を愛さずにはいられない。アイドルという偶像が心の支柱としてあるからこそ、生きていられるんだ。もうこうなったら、ほぼゾンビだ。きっと、真っ直ぐ目の前のことに向かえないし、そういう心の拠り所がないと生きる意味に迷ってしまうくらい弱い。少なくとも私は完全にそのタイプの人間だ。オタクやめて真っ当に生きていけと言われても、路上でのたれ死ぬエンドが待ってるに違いない。オタクに人権を!!!だなんて声高らかに言うつもりはない。無いのは充分に受け入れている。特に良いことばのひとつも出てこないんだけど、明日も楽しいオタクライフ、送ろうね、オタクヨロブン…!!!!