震えるほど儚く

好きなアイドルがたくさんいます

見えなかった道を見つけられるさ

 

HiHi Jets,3日間8公演、短い最高のエンターテインメントをありがとう!!!!!

 

繰り返し最後の挨拶で配信を妥協ではなくエンターテインメントの形としてポジティブに捉える旨の発言があったのが印象的で、妥協案としての配信をするためのライブ構成ではなくこの新しいエンターテインメントの形でどれだけの事が出来るのか、伝わるのかを考えて楽しんで掛け算に掛け算を重ねたような本気度があぁ、この人たちHiHi Jetsとして5人で頂上行く気満々なんだ、配信という形でさえ新しいものを見せる最高のチャンスにしてしまう人達なんだ…と思った。

 

日替わり回替わりガチャで1度と同じセトリの回は存在しないし、あの光る円になる謎装置も超危なそうなあのバンクも、狂気の友達申請後に始まるINSTの時の配信の画面を2分割にして違う角度から撮影することで光る円装置が見えたり消えたり、友達申請組が飛び出して来るような感じに見せるようなあの映し方なんて、配信でなきゃできない魅せ方だったなぁ…

 

そしてやっぱり彼らは自分たちの中にある5人が好きで楽しくてしょうがないという感情から巻き起こるありったけの楽しさを見てる側も巻き込んで最高のハッピー空間にしてしまうのがたまらなく上手い。きっと大丈夫なんて彼らに歌われたらなんの確証もないけれど大丈夫なんだと思えてしまうし、突然カメラを床に置いてぎゅっとなった5人に「あの日に戻るとしてもおなじ路選ぶだろう」と超幸せそうな顔をして歌われたら、永遠なんてなくても永遠は存在するんじゃないかと思う。それくらい、5人でぎゅっと集まった時に零れる感情や本気の笑顔にとてつもない光や力があるんだと思う。これだけOh Yeah!を歌うじぇっつたちは、もう一度あの日に戻るとしてもおなじ路をきっと選ぶのかもしれないなぁ。たどり着いた先が5人であったように。

 

駆けるを歌う時、5人でモニターに映る星屑たちを掴むような仕草をしているあの時、泣きそうになっちゃうと言っていたけど、そんな君たちをみている側もずっと何か込み上げるものを感じているので同じ思いを共有しているようで嬉しかった。駆けるは駆けるでもあるけど賭ける、架ける、懸けるとあらゆる思いの結晶だったな。

駆けるが序盤で、サヨナラの方程式を本編最後に持ってきたその采配もなんだか興味深くて。僕のすべてかけて誓うよ夢を駆けると歌った後に、当たり前なんかじゃない、永遠じゃないと歌う。でも、サヨナラの方程式って、何乗しても足りないのなら方程式としては多分成立はしてなくて。「僕らは答えだった」とあるように、その答えは僕ら(5人)なのかもしれない。決まりきった永遠の無さはさよならと言う形を受け止めつつも、永遠なんか存在しないということに抗うようなイメージ。アンコールという形で、Eyes of the Futureを歌って締めくくられるのも誰よりもその輝かしい未来を信じて疑わない希望に包まれていて、素敵だった。行けるところまで行こうな。

 

ラクションとエンターテイナー、どちらもいがりちゃんの新作、前者はゆったりとした中にある寂しさや零れた言葉たちを紡ぐ、真夜中の都会の混沌とした中で流れるアイディアの海の一部のようで、後者は強気で自信たっぷりに掲げる文字通りエンターテイナーとしての自我のようで挑発的な顔も尖ったファッションも一歩も引く気が無くて最っ高だった。多分イメージ的には白の井上、黒の猪狩になりそうなところを白の猪狩、黒の井上という采配を振ってくるもんだからさぁ…。最後、2人が座っていた椅子を交代して終わるの、白が黒で黒が白で…と答えが出せない感じにしてくるのも痺れた。

 

Peak→BUTTERFLYは良すぎて言葉が出てこないというかあそこの流れひとつでじぇっつというグループの世界観を覗き見させてくれるの素敵…挑発的であるけれど過度なセクシーに走っていないところも好きで、ホットさを見ろと言うよりは、裏世界の住人っぽさのある諦めたような目付きとか、トランプでいったらジョーカーっぽくて危うさとぎらぎらしたものと、チュッパチャプスをくわえながら1発撃つ軽さが共存してる感じ…BUTTERFLYへと曲を繋ぐ時のいがりちゃん、完全に敵をおちょくるときにあえて子どもっぽく振舞ったり言葉でまくしたてたり嘘か本当が分からないことを並べたりする情報屋みたいな顔してるの超好きだった…26日にあるらしい無料配信で、この流れでHiHi Jetsもだぁ~どらもやらずここらへん見せつけて他のグループのファンを騒然と欲しいしなんならマフィアコンセプトでカムバくらいして欲しい。

 

 

HiHi Jets「サマパラ終演後」 | ISLAND TV

 

ハイハイ!のないライブの終わりか…と思っていたら終演後にみんながハイハイ!できる場所をくれたの狡いな~~~最高だな~~~

 

じぇっつのコンセプト消化能力の高さと今やりたいことを具現化できる力と最高のエンターテインメント性の集結を見た夏だったなぁ。いつだって今が最高なんだ…